2021年支部総会・記念講演

 2021年の日本フンボルト協会東北支部総会を11月6日(土)に開催いたしました.新型コロナウィルス感染症のため,対面開催,懇親会は残念ながら断念することとし,総会と記念講演を遠隔開催させていただくことといたしました.
 ご多用のことと存じますが,是非多くの皆様のご参加をお願いいたします.記念講演につきましては,全国の日本フンボルト協会会員の皆様,および,東北地区在住のDAAD友の会会員の皆様にもご案内を差し上げております.

開催要領
日時:2021年11月6日(土)13:30〜
開催方法:インターネット会議システムZoomによる遠隔開催
(参加のためのURLは,参加申し込みの方へ後日お送りいたします.Zoom遠隔会議への参加方法につきましては,ウェブページで「zoom会議参加方法」などのキーワードでお調べください.たとえば次のようなウェブページ上で解説されています.
https://makefri.jp/work/7922/

プログラム
1 開会挨拶   須田利美支部長
2 支部の活動について
3 その他
4 記念講演 長谷川隆文理事(東北大学大学院医学系研究科 副科長・准教授)
 「ここまでわかったパーキンソン病 ー診療・研究の最前線」

参加申し込み
 今回は,出欠をウェブページ(Google Form)を使って取りたいと思いますので,ご協力をお願いいたします.下記のURLから,ご回答をお願いいたします.
https://forms.gle/qQ6e7T6JL2UfZeSbA

日本フンボルト協会東北支部長 須田利美(東北大学電子光理学研究センター)

記念講演

日時:2021年11月6日(土) 14:30 – 15:30
講師:長谷川 隆文 理事(東北大学大学院医学系研究科 副科長・准教授)
講演:「ここまでわかったパーキンソン病ー診療・研究の最前線」
アブストラクト:
 パ−キンソン病(Parkinson’s disease, PD)は65才以上の100人に1人が罹患する頻度の高い神経疾患で、高齢化の進展に伴いさらなる患者数の増加が見込まれている。PD患者脳内ではαシヌクレインとよばれる異常タンパクの凝集・蓄積がみられ、中脳ドパミン神経の脱落が生じる。神経伝達を担う脳内ドパミンが減少する結果、動作緩慢、筋肉のこわばり、ふるえなどの運動症状が出現する。また、便秘、不安やうつ、睡眠障害、嗅覚障害など様々な非運動症を合併する。診断面においては、近年各種画像検査や嗅覚テストなどが実用化され、診断精度が飛躍的に向上している。治療面では不足するドパミン機能を補う内服療法に加え、デバイス補助療法も選択可能となり、患者の多くは発症後も長期に渡り自立した生活を送れる様になっている。さらに、病態進行そのものを食い止める進行抑制治療の開発も進んでいる。本公演では、PD診療・研究の最前線について紹介するとともに、今後の展望について述べさせて頂きたい。

参加方法:
下記のウェブページをクリックしていただき,Zoom(遠隔会議システム)でお入りください.参加制限はかけておりませんので,申し込みいただかなかった方もご聴講いただけます.
https://zoom.us/j/99508393776?pwd=M1o1T3JzR0FYRWRJa2dDMUt3U0Vydz09
ミーティングID: 995 0839 3776
パスコード: 664533